作為的[語句情報] »
作為的
「作為的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
作為的の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「文芸時評」より 著者:宮本百合子
ら次へと読ます。なるほどプロレタリア文学にはブルジョア文学が習慣づけて来たような
作為的なヤマはいらない。然し、共通の利害で密集した大衆の力が現実に高まって、従っ....
「日本イデオロギー論」より 著者:戸坂潤
人間」を個別的に判定する、そうしないで仮に党派的になど判定すると、それは外部的な
作為的な判定になるというのである。之が彼等の「公平」と呼ぶ処のものだ。
だが他....
「年譜」より 著者:宮本百合子
うとする調べであった。六月下旬に検事が来たとき私の調べの事情をはなし、自分が全く
作為的な調書をとられていること、もし公判になれば、自分はそれをひるがえすというこ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
ほのか」が、どんな材料からつくられたかが推察されましたが、つまりは「光ほのか」は
作為的であって失敗です。
省線の台数が減り、本数もへり、間が四分、八分、八分と....
「安吾巷談」より 著者:坂口安吾
がつかないし、つけるわけにもいかない。 しかし女の態度はいかにも憎たらしいし、
作為的だ。そして男のカバンにこだわりすぎる。私が見ていた感じからいうと、女が犯人....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
んだのが次郎であったとしても、もともと「次郎のために」ということが、周囲の人々の
作為的な希望であって、彼女自身の自然な心の動きから出発したものでなかったとすれば....
「思想動員論」より 著者:戸坂潤
てであろうということだ。 さて併し、こうした半官憲的文化動員・思想動員が、その
作為的なポーズに拘らず、自然な文化的信用を民衆の間に博するかどうかは、実際極めて....