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佞弁
「佞弁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
佞弁の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「東京八景」より 著者:太宰治
世間の人から、私の共犯者のように思われるだろう。それは、いやだ。私はあくまで狡智
佞弁の弟になって兄たちを欺いていなければならぬ、と盗賊の三分の理窟に似ていたが、....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
「いや、怖ろしいよりも憎うござる。弓矢を取っては怖ろしい奴ではござりませぬが、
佞弁利口の小才覚者、何事を巧もうも知れませぬ。」 「ほほ、何を巧む。謀叛かの。」....
「三国志」より 著者:吉川英治
内通しているかも知れません。ひとつお調べになる必要がありましょう」 張魯はこの
佞弁にのせられて、すぐ※徳を呼び返した。 何事かと、取るものも取りあえず帰って....
「三国志」より 著者:吉川英治
し、朕に及ぶこと四百年。なんぞ軽々しく不朽の基を捨て去らんや」と、あくまで彼らの
佞弁を退け、依然として屈服遊ばす色を示さなかった。 だがこの間に、魏王の威力と....