佳酒[語句情報] »
佳酒
「佳酒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
佳酒の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戦雲を駆る女怪」より 著者:牧逸馬
りあがって遊んでいくことになった。やがて晩餐《ばんさん》が出る。卓上には、美味と
佳酒《かしゅ》と伯爵夫人の愛嬌《あいきょう》とがある。葡萄《ぶどう》酒と火酒《ウ....
「三国志」より 著者:吉川英治
ほしいままなる贅沢を与え、大厦玉楼に無数の美女をあつめ、錦繍の美衣、山海の滋味と
佳酒、甘やかな音楽、みだらな香料など、あらゆる悪魔の歓びそうな物をもって、彼の英....
「三国志」より 著者:吉川英治
ど老父も美少年も泣いてやみません。あわれを覚えて、つい管輅が教えました。一|樽の
佳酒と、鹿の脯を携えて、あした南山を訪えと。そして、南山の大きな樹の下に、碁盤を....
「三国志」より 著者:吉川英治
ることをお許し願いたいもので」 こもごもに嘆願した上、船中から携えてきた南方の
佳酒やら珍味を取り出して、まず番将へ賄賂すると、吟味もにわかに柔らいで、 「――....
「三国志」より 著者:吉川英治
。帝の心はすでに甘言のみを歓ぶものになっている。朝に美姫の肩の柳絮を払い、夕べに
佳酒を瑠璃杯に盛って管絃に酔う耳や眼をもっては、忠臣の諫言は余りにもただ苦い気が....