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使い立て
「使い立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使い立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「婦系図」より 著者:泉鏡花
りまし。」 と例の俯向いた陰気な風で、敷居越に乳母が手を支いた。 「いろいろお
使い立てます。」 と直ぐにずッと立って、 「どちらですか。」 「そこから、お座....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
という日がおじゃる。しかしな、民百姓というものは、日のうちこそ大事、大事な日中を
使い立て致さば、お身が栄躍栄華のもとたる米すら作ることなりませぬ。それゆえ手すき....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
うまさの方から、姉さんのねうちがつたわる口ね。ともかくそういう工合で、この暮しに
使い立てられては居りません、夏になる迄、これでやろうと思います、暑くなると買出し....
「巷説享保図絵」より 著者:林不忘
らは奉公人、しかたがねえからばつを合わせてへいこら仕えてるようなものの、実の親を
使い立てしやあがって、罰当たりにもほどがあらあ」
「知らずに行ったら、出て来た変....
「小説 円朝」より 著者:正岡容
ったらなりますよ。大丈夫。阿母さんはそんな心配しないでも。ア、そうだ、それよかお
使い立てしてすまないけれど表の小間物屋の娘さんの羽子板をひとつちょいと借りてきて....