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使える
「使える〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使えるの前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「魔術」より 著者:芥川竜之介
内にさっきミスラ君の言った、「私の魔術などというものは、あなたでも使おうと思えば
使えるのです。」という言葉を思い出しましたから、
「いや、兼ね兼ね評判《ひょうば....
「生まれいずる悩み」より 著者:有島武郎
れまい」 君は東京の遊学時代を記念するために、だいじにとっておいた書生の言葉を
使えるのが、この友だちに会う時の一つの楽しみだった。 「だめだ。このごろは漁夫で....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
ならない。神に対し自己を犠牲にすることが彼の有する唯一の権利(若しそういう言葉が
使えるなら)である。神の欲するところと人の欲するところとの間には、渡らるべき橋も....
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
ける危険がありますからね。この地下鉄の方が安全なんです。なにしろ巨大なる原子力が
使えるようになったから、昔の人にはとても考えられないほどの大土木工事や大建築が、....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
ける危険がありますからね。この地下鉄の方が安全なんです。なにしろ巨大なる原子力が
使えるようになったから、昔の人にはとても考えられないほどの大土木工事や大建築が、....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
げて目を丸くしているカークハム氏にいった。 「わかったでしょう。三根夫はなかなか
使えるじゃありませんか。ではぼくは操縦室へゆきます。あっちからあなたにあらためて....
「海底都市」より 著者:海野十三
ずだねえ。しかし……」 「しかしも明石《あかし》もありませんよ。原子力エンジンが
使えるおかげで全世界いたるところに大土木工事の競争みたいなものが始まったことでし....
「ふしぎ国探検」より 著者:海野十三
いった。 「そうです。今は昭和四十三年です。今や原子力時代となり、巨大な原子力が
使えるから、こんな海底国の大工事も、なんの苦もなくできてしまったんです。早く死ん....
「恐竜島」より 著者:海野十三
恐竜と闘《たたか》う それから船の検査がはじまった。 まず舵《かじ》は大丈夫
使える。船底はかなり傷《いた》んではいるが、水のもれる心配はまずない。帆は完全と....
「超人間X号」より 著者:海野十三
》は桁《けた》ちがいに増大した。農民たちの働く時間はすくなくなって、自分が自由に
使える時間がたくさんできた。その時間を、農民たちは、楽しく音楽の練習に使ったり、....
「地球要塞」より 著者:海野十三
ではなく、人間らしいものぐさもなし、そして部分品をとりかえさえすれば、いくらでも
使える。 殊にオルガ姫の端麗《たんれい》さは、ちょっと人間界にも見あたらぬほど....
「戦時旅行鞄」より 著者:海野十三
て置いて、遅まきながら万端の用意にかかれば夕方までにはこの大使館の始末機関はすぐ
使えるようになるだろう。 そんなことを考えながら廊下を歩いていると、後から呼ぶ....
「東京要塞」より 著者:海野十三
ことを呟いたのだった。 「どうも古くさい狂言だ。だが、古いものは古いほど安心して
使える、といわれるが、なるほど尤もな話だなあ」 忠魂塔 その当時、極東に....
「真夏の夢」より 著者:有島武郎
は緑に空は蒼く、世の中はもう夏のとおりでした。おばあさんはこんなふうで、魔術でも
使える気でいるとたいくつをしませんでした。そればかりではありません。この窓ガラス....
「雪の女王」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
になると、カイは女王の足もとでねむりました。 第三のお話 魔法の
使える女の花ぞの ところで、カイが、あれなりかえってこなかったとき、あの女の子....