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使丁
「使丁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使丁の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海底大陸」より 著者:海野十三
めかしい煉瓦づくりの建物の中にあった。 シムトン会長をおとずれると、いかめしい
使丁がでてきて、うすぐらい廊下づたいに案内をした。それは大きな広間であって、シム....
「賈后と小吏」より 著者:田中貢太郎
というところだろう。そして、その青年は厮役の賤を給し升斗の糧を謀ったというから、
使丁か雑役夫位の給料をもらって、やっと生活していたものと見える。 その美貌の青....
「仇討たれ戯作」より 著者:林不忘
討ちのような興奮を覚えずにはいられなかった。 「一般の読者は低劣なものでしょう。
使丁《してい》走卒《そうそつ》を相手にする気で戯《ふざ》け半分に書けばよいのでし....
「石狩川」より 著者:本庄陸男
た。堀と名乗る白面の官吏は、つかつかと進んで中央の卓に腰をおろした。顎《あご》で
使丁を呼んで命じた。
「お茶を持て――判官どのがお帰りになったら知らせろ、さア、....
「白い壁」より 著者:本庄陸男
りになると、昇降口の扉はたった一枚だけをくぐりのように半びらきにして、あとは全部
使丁の手で閉じられてしまった。おくれかけた子供は恐怖の色を浮べてとびこんできた。....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
粋《きっすい》の浮浪少年だ。浮浪少年の間にも多くの種類がある。公証人の浮浪少年を
使丁と言い、料理人のを下働《したばたらき》と言い、パン屋のを丁稚《でっち》と言い....
「飛騨の顔」より 著者:坂口安吾
過去の感情の行きがかりのせいばかりでなくて、他の国から召しだされた税代りの奴隷や
使丁もよく逃げたし、土地に定着している農民まで税が重いので公領から逃亡して、私領....
「見えざる人」より 著者:チェスタートンギルバート・キース
飛びついて、弾丸のようにその持主を発射した。彼はすぐに金ピカの役服を着た丈の高い
使丁と、シャツ一枚の背の低い門番とをつかまえて、誰かまたは何かが、彼の部屋へたず....
「日記」より 著者:宮本百合子
思うように方言が見つからず、長いことさがしてやっとあり、うれしくうつして居ると、
使丁が入って来て、急用だから、かえるようにと云う。暫く自分は信じられない気がし、....
「エタと非人と普通人」より 著者:喜田貞吉
が立身出世して、社会の有力者となったものの少からぬことを容易に認めるであろう。駆
使丁の賤者が一朝にして乗馬の郎等となり、野宿・山宿・河原者の徒が武技を練磨して武....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
(間人)の範囲がどれだけのものを含んでいたかは明らかでないが、いわゆる丈部なる駆
使丁の徒はもとより、大化以前にあっていわゆる伴造の下に属し、雑多の職業に従事した....