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使人
「使人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使人の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
と種々の宝を盗んで樹下に来り、飢えを救わんとて各一丸ずつ食い中毒して皆死す、翌朝
使人樹より下り賊の兵器もて群賊の尸に傷つけ、五百馬と宝を収め隣国王に面し、われ君....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
かに井中へ囁き込むと、魚が聞いて触れ散らし角の噂が拡まったので王死んでしまい、二
使人不死の水を持ち帰っても及ばず、共にこれを飲んで今に死なず、一人は人に見《まみ....
「茸の舞姫」より 著者:泉鏡花
居の向うの隅、以前|医師の邸の裏門のあった処に、むかし番太郎と言って、町内の走り
使人、斎、非時の振廻り、香奠がえしの配歩行き、秋の夜番、冬は雪|掻の手伝いなどし....
「万葉秀歌」より 著者:斎藤茂吉
大伴家持 これは家持作だが、天平勝宝七歳三月三日、防人を※校する勅使、并に兵部
使人等、同に集える飲宴で、兵部少輔大伴家持の作ったものである。一首は、雲雀が天に....
「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」より 著者:佐々木直次郎
つけ、無口で横着なのをよく承知のうえであの女を家政婦として雇った。一方、自分の召
使人どもに、ハイド氏という人(その人相を私は言った)は広辻《スクエア》の私の家で....
「二都物語」より 著者:佐々木直次郎
閣下、何でもございませぬ。樹と闇とがあるだけでございます。」 口を利いたその召
使人は、鎧戸をさっと開けて、顔を突き出して空虚な暗闇を覗いて見てから、振り返って....
「日本上古の硬外交」より 著者:国枝史郎
なる国書が矢張りふたたび煬帝に遣わされたがその文章は「東天皇敬んで西皇帝に白す。
使人鴻臚寺の掌客裴世清至りて、久しき憶方に解けぬ。季秋薄冷、尊何如。想うに清愈な....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
遣唐持節使|粟田真人唐に入る。真人初め唐に至るや、「人あり来り問うて曰く、何処の
使人ぞ。答へて曰く、日本国の使なり、云々。唐人我が使に謂って曰く、亟に聞く、海東....