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「使庁〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

使庁の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
偸盗」より 著者:芥川竜之介
濃《あこぎ》という女は、同じ所にいながら、薄手一つ負わなかった。この女が、検非違使庁《けびいしちょう》で、調べられたところによると、だいたいこんな事があったらし....
石狩川」より 著者:本庄陸男
」 それ以上、深くは聞かなかった。先日踏査したトウベツの土地払い下げのため開拓使庁に出頭することは知っていた。その成るか成らぬかを心配していると、それさえ口に....
連環記」より 著者:幸田露伴
時、生れた子を吾が女と称して引取ろうとしたのである。検非違使沙汰となった。検非違使庁は非違を検むるところであるから、今の警視庁兼裁判所のようなものである。母は其....
無月物語」より 著者:久生十蘭
ほかの罪も、流罪は徒罪に、徒罪は杖罪ということになってしまうのである。また検非違使庁《けびいしちょう》には、布十五反以上を盗んだものは、律では絞《しば》り首、格....
放免考」より 著者:喜田貞吉
非違使随従の放免の事のみを記述してみたいのである。 言うまでもなく往時の検非違使庁は今の警視庁のようなもので、訟獄の事にもあずかるが、主として非違の警戒罪人の....