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使用価値
「使用価値〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使用価値の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「杉垣」より 著者:宮本百合子
は将棋《しょうぎ》の駒みたいに見えて来るんだろうね。きっと性格なんてものだって、
使用価値からだけ見えているんだろうな」 二度目の今夜の話は、鴻造としたならば、....
「道標」より 著者:宮本百合子
本の生産行程。商品及び貨幣。I、商品」とノートさせはじめた。「商品の二因子、即ち
使用価値と価値(価値の実体と価値の大小)」「資本制生産方法が専ら行われる社会の富....
「科学論」より 著者:戸坂潤
て、含蓄されている(商品の物神崇拝性)。夫はこうである。 商品は何時の世でも、
使用価値と交換価値とを持つが、ブルジョア社会の商品は、使用・消費故の交換を目的と....
「現代唯物論講話」より 著者:戸坂潤
含蓄されている(商品の物神崇拝性)。――夫はこうである。
商品は何時の世でも、
使用価値と交換価値とを持つが、ブルジョア社会の商品は、使用・消費・故の交換を目的....
「世界の一環としての日本」より 著者:戸坂潤
、不親切なのか、よほどよく考えて見ないと判らない。大衆は彼等の研究によって安くて
使用価値の多い物品を提供されるのだが、併し他方において、それだけより多く資本の重....
「経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
過ぎない、――もちろん彼は富の二倍量――効用の二倍量――アダム・スミスのいわゆる
使用価値の二倍量を得るのであるが、しかし価値の二倍量を得るのではない。従ってセイ....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
。 註一 相対的で客観的な交換価値と絶対的で主観的な稀少性との区別は、交換価値と
使用価値との区別をそのまま正確に表わしている。 第十四章 等価値配分の定....
「茸狩り」より 著者:和辻哲郎
厳密に彼自身の体験である。茸狩りを始めた子供にとっては、彼の目ざす茸がどれほどの
使用価値や交換価値を持つかは、全然問題でない。彼にはただ「探求に価する物」が与え....
「黒船前後」より 著者:服部之総
って湧《わ》いた。旅客でも貨物でもなく、どんな種類の「商品」でもなくたんに一個の
使用価値にすぎないところの山のごとき物品を積込む日が、「グレート・イースタアン」....