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使節
「使節〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
使節の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ちて来たものは城塞に達するまでに片端から爆破していたからであった。 ウラル号の
使節団は、それに拘《かかわ》らず失望することなく、“尋ねたいことがある”旨の信号....
「海底大陸」より 著者:海野十三
をむすぶ月下氷人のような役割さええんじていたのだ。ちょうど、わが人類側からの連絡
使節が、長良川博士やドン助教授であったのと同じ立場にある。 だからロロー殿下は....
「真田幸村」より 著者:菊池寛
の感激を思い起したのであろう。 これは余談だが、小田原落城後、秀吉は、その時の
使節たる坂部岡江雪斎を捕え、手枷足枷をして、面前にひき出し、「汝の違言に依って、....
「小田原陣」より 著者:菊池寛
ちんば奴が、空とぼけやがって!」と、苦笑してそのままになった。 また、北条家の
使節として、秀吉の所へやって来た事のある板部岡江雪斎も捕えられて、手かせ足かせを....
「海底都市」より 著者:海野十三
んで海底都市へ派遣したまえ。及ばずながら、僕が仲介をしてあげるから」 平和
使節 トロ族の暴漢どもは、今や鳴りをしずめた。その指導者のオンドリ先生と来たら....
「火星探険」より 著者:海野十三
からは火星人たちの盛んな見送りがあり、艇からはデニー博士一行と、地球訪問の火星人
使節団と技術団とが手を握り、触手を動かして挨拶をかわした。こうしてめでたい地球人....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
そばへ、歩み寄ってきた男がいる。まず、その男は慇懃な礼をして、 「ポルトガルの御
使節、エスピノーザ閣下にいらせられましょう」 「へえっ」 と彼はびっくりして、....
「世界怪談名作集」より 著者:岡本綺堂
商店で、その上のアパートメントには富裕な人たちが住んでいた。一流のホテルや外国の
使節などの邸宅も、みなこの並木通りにあった。こう言えば、諸君はこうした町が近代的....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
序、さらば沙翁舞台よ すでに国書の御印も済み 幼友達なれど 毒蛇とも思う二人の者が
使節の役を承わり、予が行手の露払い まんまと道案内しようとの魂胆。 何んでもやる....
「瘠我慢の説」より 著者:石河幹明
としとして、さて当時の外国人は日本国をいかに見たるやというに、そもそも彼の米国の
使節ペルリが渡来して開国を促したる最初の目的は、単に薪水食料を求むるの便宜を得ん....
「妖怪学」より 著者:井上円了
や。曰く、実験と論究との二者なり。この二者は、物心二大臣より理想の朝廷へ差遣する
使節なり。もし、我人その都城にのぼらんとするときは、この
使節に随伴せざるべからず....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
衣を貰うた返礼として、法王はズーニェル・チェンモ(侍従長)とその従者三名ばかりを
使節とし、明治三十三年の十二月ラサより北の方へ路を取り、ツァンニー・ケンボの国を....
「素人製陶本窯を築くべからず」より 著者:北大路魯山人
陶土の入手に苦心され、ついに入手されるまでになった。村人の言によれば社員ふう特派
使節がわざわざ美濃|久々利村に足を運ばれること三度、某工人はもとより、瀬戸のT氏....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
の詳細を伯爵に書き送ろうと、女王に約束した。そして実行した。おかげで、ポーランド
使節謁見の興味ある情景は、彼の手紙とともに後世にまで残ったのである。 多少、い....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
講堂における講演 一九五九(昭和三十四)年三月十二日 社会党第二次訪中
使節団々長として 中国の友人の皆さん、私はただいまご紹介にあずかりました日本社....