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例示
「例示〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
例示の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「デカルトと引用精神」より 著者:戸坂潤
者社会の習慣的な約束から全く独立した思惟、をやる決心、そういう思考態度をみずから
例示しなければならぬ筈のこの『叙説』の如きはワザワザ俗語を使うことによって、或い....
「読書法」より 著者:戸坂潤
者社会の習慣的な約束から全く独立した思惟、をやる決心、そういう思考態度をみずから
例示しなければならぬ筈のこの『叙説』の如きはワザワザ俗語を使うことによって、或い....
「ルクレチウスと科学」より 著者:寺田寅彦
レチウス(紀元前九八―五四)が、暗室にさし入る日光の中に舞踊する微塵の混乱状態を
例示して物質元子(1)の無秩序運動を説明したという記事に逢着して驚嘆の念に打たれ....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
何が俳諧であるかを一口や二口で説明するのは非常にむつかしいが、何が俳諧でないかを
例示するほうが比較的やさしいようである。私の知る限りにおいてドイツ人は俳諧の持ち....
「自由画稿」より 著者:寺田寅彦
趣味が勃興《ぼっこう》したようで誠に喜ばしいことと思われるが、一方ではまたここに
例示したような不思議な田園詩も今のうちにできるだけ収集し保存しまたそれを現在の詩....
「日本人の自然観」より 著者:寺田寅彦
ら見ても非常に合理的なものであるという事は、たとえば日本人の衣食住について前条で
例示したようなものである。その合理性を「発見」し「証明」する役目が将来の科学者に....
「西鶴と科学」より 著者:寺田寅彦
素材を赤裸々に記録している傾向がある。 西鶴の人間に関する観察帰納演繹の手法を
例示するものとしてはまた『織留』中の「諸国の人を見しるは伊勢」に、取付虫の寿林、....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
よ自覚的にこれを決定せしめたものである。 一時の感情か否かを判断する道 以上|
例示《れいじ》したるごとく生涯《しょうがい》を一貫する職業選定の決心は、能力の多....
「夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
た新に卯の花が眼のあたりに咲き返って来たような心地がした。 これは極めて単純な
例示に過ぎないが、鴎外の観照的能力がその具現を見せるときに、適確な記述の文章を背....
「純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
らばこれら二商品の各々の供給と需要との均等はいかにして生ずるか。一見すると、先に
例示した取引所における公債についてなした推論を、そのままここで繰り返し得るように....
「嘘の効用」より 著者:末弘厳太郎
。 三 私はまず法律の歴史の上に現われたいろいろの「嘘」を二、三
例示したいと思う。そうしてその「嘘」が実際上いかなる働きをしたかを考えてみたいと....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
づれも、同州を模範としたるものなれば、概して大同小異なれども、試に一二州の成績を
例示せん。「ウイスコンシン」州においても、またニューヨーク州の先例にならい、州の....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
べきであろう。 (註四) 皇族以外のもので非望を懐いたものとしては、通例平将門が
例示せられるのであるが、彼は乱世に乗じて関八州に割拠し、独立を企てただけで、日本....
「間人考」より 著者:喜田貞吉
のであった。そしてそれは実に往古の間人階級に比すべきものであったのである。 右
例示したところは単に阿波・土佐・周防・長門・隠岐の五箇国に関するもののみで、範囲....
「サンカ者名義考」より 著者:喜田貞吉
相以下、所謂三家者の賤民の徒に至るまで、それぞれにその身分に応じて位牌の書き方を
例示してある。その著者袋中は寛永十一年に九十一歳だとあってみれば、その生誕は天文....