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侍医
「侍医〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侍医の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「アッシャー家の崩壊」より 著者:佐々木直次郎
de la Chambre(一五九四―一六七五)――フランスの医師。ルイ十四世の
侍医。 (14)Johann Ludwig Tieck(一七七三―一八五三)――....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
るのは、余ほどむずかしい芸だとか聞いていた。 元園町には竹内さんという宮内省の
侍医が住んでいて、新年には必ずこの獅子舞を呼び入れていろいろの芸を演じさせ、この....
「出家とその弟子」より 著者:倉田百三
顕智(弟子) 橘基員(武家) 家来 二人
侍医 輿丁 数人 僧 ....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
のそばに来て一々その姓名、年齢、その他のことを尋ねた数人の頭を円めた坊主を皇帝の
侍医または接待役と信じ、彼らを歓迎する旨を述べてくれた老中牧野備後こそかつては皇....
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
生、薬くだされ!」 天野北山は黙っていた。 長崎仕込みの立派な蘭医、駿河守の
侍医ではあったが、客分の扱いを受けている。江戸へ出しても一流の先生、名聞狂いを嫌....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
て豊かで、溢れるようにして流れている。公園は大名(公)時代の庭園の名残で、そこに
侍医の碑などもあった。Dr. W. Rehmann. F.F. Hofrath ....
「葛の葉狐」より 著者:楠山正雄
心遊ばさないといけません。あの童子は詐欺師でございます。恐れながら、陛下のお病は
侍医の方々や、わたくし共の丹誠で、もうそろそろ御平癒になる時になっておりました。....
「小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
、やがて、ぶつんと音楽はとまってしまいました。 皇帝はすぐとね床をとびおきて、
侍医をおめしになりました。でも、それがなんの役にたつでしょう。そこで時計屋をよび....
「明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
この村の伊川良伯という漢方医が多久家と共に東京に移住していた。先祖代々多久家の
侍医の家柄であるから、主家と一しょに移住したのであるが、新式の西洋医学が起り、大....
「十二神貝十郎手柄話」より 著者:国枝史郎
れた。町医者であった道有が、その後恐ろしいような出世をしたのであるから。すなわち
侍医法眼となり、浜町に二千坪の屋敷を持つようになったのであるから。 お篠がそう....
「酒渇記」より 著者:佐藤垢石
方を得た感を深うするのである。 五 慶安三年の五月ごろ、酒井雅楽頭の
侍医で武州江戸大塚に住んでいた樽次こと茨木春朔と、やはり武州池上新田に住する池上....
「鴎外の思い出」より 著者:小金井喜美子
、医者の手腕でなおしたらよかろう」と、笑いながら下すったというのです。父は殿様の
侍医をしていました。 尤も向島に住んでお出なのが、お年寄で食養生をなさるのに御....
「思い出草」より 著者:岡本綺堂
演ずるのは、よほど至難い芸だとか聞いていた。 元園町には竹内さんという宮内省の
侍医が住んでいて、新年には必ずこの獅子舞を呼び入れて色々の芸を演じさせ、この日に....
「斎藤緑雨」より 著者:内田魯庵
なかった。緑雨のお父さんというは今の藤堂伯の先々代で絢尭斎の名で通ってる殿様の准
侍医であった。この絢尭斎というは文雅風流を以て聞えた著名の殿様であったが、頗る頑....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
ォルシンガムも彼の患者だった。ロンドンに滞在すること七年の後に彼はついに、女王の
侍医頭という、医師としての最高の地位を獲得したのである。 ユダヤ系外人医師に対....