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侍婢
「侍婢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侍婢の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「梓川の上流」より 著者:小島烏水
、その子秀綱は健気《けなげ》にも敵人に面縛するを肯《がえ》んぜず、夫人や、姫や、
侍婢、近侍と共に出奔した、野麦峠を越えて、信州島々谷にかかったころは、一族主従離....
「浮雲」より 著者:二葉亭四迷
とした風をしているけれども、家《うち》にいる時は疎末《そまつ》な衣服《なり》で、
侍婢《こしもと》がわりに使われているのです」 「学問は出来ますか」 ト突然お勢....
「四十年前」より 著者:内田魯庵
英人のホームを見馴れた眼には一家の夫人ともあろうものが酒飯の給仕をしたり、普通の
侍婢と見えない婦人が正夫人と同住している日本の家庭が不思議でもありまた不愉快で堪....
「三国志」より 著者:吉川英治
ってしまった。 趙雲は、その後で、趙範に咎めた。 「何だって嫂ともあるお方を、
侍婢かなんぞのように、軽々しく、客席へ出されるのか」 「いや、――実はこうです。....