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侍従長
「侍従長〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侍従長の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「聖アレキセイ寺院の惨劇」より 著者:小栗虫太郎
したのは。大公の死後に、手ずから書かれた備品目録の中から、カライクの宝冠と皇帝の
侍従長トドロイッチから贈られたこの置洋燈が紛失しているのです。」 「道理で、昼間....
「新ハムレット」より 著者:太宰治
(デンマーク国王。) ハムレット。(先王の子にして現王の甥。) ポローニヤス。(
侍従長。) レヤチーズ。(ポローニヤスの息。) ホレーショー。(ハムレットの学友....
「大衆文芸作法」より 著者:直木三十五
は丁度神秘の儀式でも行う様な顔付をして居た。両側には、今帝国内で威勢並ぶものなき
侍従長のエウセビウスを始めとして、様々の器や、塗料や、手拭や、塩などを捧げた無数....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
げた時その婦人の姿は、昇降階に続く「騎士の間」に消えていたのである。その場には、
侍従長やら将軍やらがいたが、凛とあたりを払うその婦人の威厳には、誰も止めるものが....
「踊る地平線」より 著者:谷譲次
して行く松花江の風、そよぐ白楊と巻きあがる馬糞の粉と、猶太女の買物袋と帝政時代の
侍従長のひげと。 過去と未来が奇しく交響する、哈爾賓はいつもたそがれの街だ。 ....
「ガリバー旅行記」より 著者:スウィフトジョナサン
ょう。この人と大蔵大臣のフリムナップ、それからまだあります、陸軍大将リムトック、
侍従長ラルコン、高等法院長バルマッフ、これらの人々が一しょになって、あなたを罪人....
「小夜啼鳥」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
本でよんではじめてしるとは、いったいどうしたことだ。」 そこで皇帝は、さっそく
侍従長をおめしになりました。この役人は、たいそう、かくしきばった男で、みぶんの下....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
カルボンノーやトレロンの手を切り次に首を切って、正統王位の権は堅固になっていた。
侍従長のタレーラン公と大蔵大臣に就任したルイ師とは、互いに顔を見合って占考官のよ....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
の時メニルモンタンの小さな水流はパリーの大下水道に用いられて、農夫の下男が国王の
侍従長になったほどの昇進をし、グロ・ジャンがルベルに(杢兵衛どんがお殿様に)なっ....
「オフェリヤ殺し」より 著者:小栗虫太郎
ードの私室だけは、ほぼ沙翁の原作と同一であり、ハムレットは母の不貞を責め、やはり
侍従長のポローニアスを、王と誤り垂幕越しに刺殺するのだった。その装置には、背面を....
「幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
う触れ。一同謹んで整列をして差し控えておりますと、やがて、フロックコオトの御姿で
侍従長|徳大寺公をお伴れになってお出ましで御座いました。 陛下には靴をお召しで....
「赤げっと 支那あちこち」より 著者:国枝史郎
ンサーが、各自傲語しているそうだ「妾は帝政時代の司令官の娘です」「妾は帝政時代の
侍従長の娘です」「妾は帝政時代の某大公の姪です」「妾は露西亜皇女タチアナ姫のお友....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
王に謁す
法王が内殿から御出御になります。前案内としてズーニェル・チェンモ(
侍従長)が先に出て参ります。その後へチョェ・ボン・ケンポ(教務大師)、その次に法....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
前、ペレズは万死の間をのがれて、スペインから渡ってきたものだった。フィリップ王の
侍従長だった彼は、殺人事件を起こして王と衝突し、生まれ故郷のサラゴッサ市に逃亡し....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
帝(第二の臣に。)
次には天晴の勇士であって、しかも優美に、おとなしい
お前を
侍従長にする。これは容易な役ではない。
お前は宮中一切の職員の頭だ、好く和合せぬ....