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「侍衛〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

侍衛の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
蜀の玄徳の墓をあばきにはいると、内には二人の男が燈火の下で碁を打っていて、ほかに侍衛の軍人が十余人も武器を持って控えていたので、盗賊どももおどろいて謝まり閉口す....
若き日の成吉思汗」より 著者:林不忘
《せむし》の道化役、成吉思汗《ジンギスカン》の愛玩《ペット》 三十歳位 箭筒士、侍衛、番士、哨兵、その他軍卒多勢、軍楽隊など。 札木合《ジャムカ》 札荅蘭族《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
入つて、須臾《しゆゆ》の間に衣冠を正しくして、秀郷を客位に請《しよう》ず、左右|侍衛官《しえのかん》前後花の粧《よそお》ひ、善尽し美尽せり、酒宴数刻に及んで、夜....
中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
じ驚風にかかって苦しみ始めたが、その父の知人に鄂某というのがあった。かれは宮中の侍衛を勤める武人で、ふだんから勇気があるので、それを聞いて大いに怒った。 「怪し....
十二支考」より 著者:南方熊楠
》ればなり。アラビアの大旅行家イブン・バツタも、インドの猴王を、四猴、棒を執りて侍衛すと述べた。これらの記事中に無下《むげ》の蛮民を猴と混同したもあるべきか(タ....
三国志」より 著者:吉川英治
。 「――ああ。これが洛陽だったろうか?」 帝は、憮然として、そこに立たれた。侍衛の百官も、「変れば変るもの」と、涙を催さぬ者はなかった。 洛陽千万戸、紫瑠....
三国志」より 著者:吉川英治
、中道に崩※せり。今天下三分し益州は疲弊す。これ誠に危急存亡の秋なり。しかれども侍衛の臣、内に懈らず、忠志の士、身を外に忘るるものは、けだし先帝の殊遇を負うて、....
三国志」より 著者:吉川英治
主ノ墳ヲ発ク。盗数名。斉シク入リシニ、人アリ、燈下ニ対シテ碁ヲ囲ムモノ両人、側ニ侍衛スルモノ十数名ヲ見ル。 盗、怖レテ拝ス。其時、座ノ一人、顧ミテ盗ニ曰ク。汝....