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「侍講〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

侍講の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
夜明け前」より 著者:島崎藤村
で先師の祖述者をもって任ずる鉄胤の方は参与の一人として、その年の正月からは新帝の侍講に進み、神祗官の中心勢力をかたちづくる平田派の学者を率いて、直接に新政府の要....
夜明け前」より 著者:島崎藤村
香蔵のことを正香の前に言い出し、師が参与と神祇官判事とを兼ねて後には内国局判事と侍講との重い位置にあったころは、(ちなみに、鉄胤は大学大博士ででもあった)、あの....
死までを語る」より 著者:直木三十五
のついた鉄砲が、それを物語っている。それから、植村常右衛門の代になって、郡山藩の侍講になった。相当尊敬されていたと見えて、年に一度の、煙火《はなび》の催しの時に....
艸木虫魚」より 著者:薄田泣菫
。 むかし支那に焦澹園という儒者があった。多くの学者のなかから擢んでられて東宮侍講となったが、あるとき進講していると、御庭の立木に飛んで来て、ちろちろと清しい....
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
江藩とか、肥前鹿島藩とかの人もいた。塾長は小牧善次郎で、後昌業といって、現今は御侍講を勤めて誰れも知る人だ。また宮内省で久しく要路に居た長崎省吾も当時は助八郎と....
涼亭」より 著者:田中貢太郎
のですが、周の夢はそれと一緒に醒めたのですが、それから周の文学が急に進んで、終に侍講学士になったというのです。これは秀才のいったことですから、無学な旅人などのい....