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「供華〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

供華の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
連環記」より 著者:幸田露伴
保胤らしい好みで、いずれささやかな堂ではあろうが、そこへ朝夕の身を運んで、焼香|供華、礼拝誦経、心しずかに称名したろう真面目さ、おとなしさは、何という人柄の善い....
私本太平記」より 著者:吉川英治
羅内の寺院で盛大な亡父の供養をいとなみ、かねがね、主上と准后の廉子からは、祭祀の供華を賜わっていたので、そのおこたえに参内したものと、衛府や伝奏には触れられてい....
私本太平記」より 著者:吉川英治
うて」 「それは御奇特な」 「かたがた、こよいは参籠のつもりでまいった。なにかと供華の用意などもしてもらいたい」 「かしこまりました」 日は暮れて、沐浴、夕餉....
私本太平記」より 著者:吉川英治
衣笠山の等持院でいとなまれた。勅使の差遣、五山の僧列、兵仗の堵列、すべて、儀式の供華や香煙のさかんだったことはいうまでもない。 尊氏は、五十四歳であった。 ....