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依属
「依属〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
依属の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
さとを痛感した。これからは自分自身の上に生活を築かなければならない。他の何者かに
依属して初めて充足する生活であるならば、絶えず他の者の向背によって動揺しなければ....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
なく、当初から相互融入的であり、その住居、衣食、言語風習まで徹頭徹尾共同生活態に
依属しているところの、アトム的ならぬ共同人間である人倫の事実は外に表現されて客観....
「学生と先哲」より 著者:倉田百三
にかかわることを軽蔑する。しかし今日の、人間の文化と禍福とがますます密接に政治に
依属しつつある時代において、政治の根本精神を正し、その理想を標幟せしむる啓蒙運動....
「学生と読書」より 著者:倉田百三
を見出すことはそう容易ではない。 これは学生時代から書物に対する態度をあまりに
依属的たらしめず、自己の生と、目と、要請とを抱きつつ、書を読む習慣を養わなければ....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
合い結び合うものだからだ。 人間の境遇は普通に考えられているよりはるかに運命に
依属したものであり、人間以上の叡智の課題にかかるものだ。我々は人間を裁くよりもそ....
「青春の息の痕」より 著者:倉田百三
思い出しました。単純化は一つのエッセンス、精、法則の柱を握って、他のものをそれに
依属せしむることだと思います。根本の深いものを一つつかまえねばなりません。そして....
「建国の事情と万世一系の思想」より 著者:津田左右吉
朝廷の権力者や地方の豪族にとっては、親しむべき尊むべき存在であり、かれらは皇室に
依属することによってかれらの生活や地位を保ちそれについての欲求を満足させることが....