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「依稀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

依稀の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
虞美人草」より 著者:夏目漱石
くして寂定裏《じゃくじょうり》に形骸《けいがい》を土木視《どぼくし》して、しかも依稀《いき》たる活気を帯ぶ。生きてあらんほどの自覚に、生きて受くべき有耶無耶《う....
京に着ける夕」より 著者:夏目漱石
玉うの神意かも知れぬ。 かくして太織の蒲団を離れたる余は、顫えつつ窓を開けば、依稀《いき》たる細雨《さいう》は、濃かに糺の森を罩《こ》めて、糺の森はわが家《や....