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侠勇
「侠勇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侠勇の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「白金之絵図」より 著者:泉鏡花
大丈夫でございますよ。電信柱の突尖へ腰を掛ける人でございますからね。」 「むむ、
侠勇じゃな……杖とも柱とも思うぞ、老人、その狐の提灯で道を照す……」 「可厭では....
「沼夫人」より 著者:泉鏡花
に附いたのは、正吉と云う壮い車夫。 国手お抱えの車夫とあると、ちょいと聞きには
侠勇らしいが、いや、山育ちの自然生、大の浄土宗。 お萩が好の酒嫌いで、地震の歌....
「丹下左膳」より 著者:林不忘
ろ蒲生流といったほうが当たっているくらい、流祖自源坊の剣風をわが物としきっている
侠勇《きょうゆう》蒲生先生、とっさに付け入ると香《にお》わせて、誘い掛け声――。....
「ジャン・クリストフ」より 著者:豊島与志雄
。もはや芸術上の問題ではなく、名誉の問題だった。すべて生に価値を与えるもの、愛、
侠勇《きょうゆう》、熱烈な徳操、などがみな含まれていた。それが害されるのは、愛慕....
「雪柳」より 著者:泉鏡花
たのでもありません、軽く扱ったのでもありません。 氏神の祭礼に、東京で各町内、
侠勇の御神輿を担ぐとおなじように、金沢は、廂を越すほどの幌に、笛太鼓|三味線の囃....