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侠骨
「侠骨〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侠骨の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
こだて》」を尚《とうと》んだ。「いき」には、「江戸の意気張り」「辰巳《たつみ》の
侠骨《きょうこつ》」がなければならない。「いなせ」「いさみ」「伝法《でんぽう》」....
「二人町奴」より 著者:国枝史郎
の時ズイと膝を進めた。 それから云い出したものである。 「藩隨院長兵衛事一代の
侠骨、町奴の頭領にございました。江戸に住居する数百数千、ありとあらゆる町奴、みな....
「血曼陀羅紙帳武士」より 著者:国枝史郎
の中へ入り、斬るをもってこの名ござる!」 と大音に呼ばわった。 左門の
侠骨 いまだに立ち木に背をもたせ、五郎蔵の乾児たちと立ち向かっていた頼母は、眼....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
家臣であって、知行は堂々たる五百石、新影流の剣道指南、秋山要左衛門の子息であり、
侠骨凌々たるところから、博徒赤尾の磯五郎を助け、縄張出入などに関係したあげく、わ....
「黒田如水」より 著者:吉川英治
て、敵との境を守らせた。主の勝久は若年でまだ二十六歳。その下の孤忠の臣たり一代の
侠骨鹿之介幸盛は、三十九歳の稜々たる骨がらの持主であった。 秀吉はいちど安土へ....