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侫
「侫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侫の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八人みさきの話」より 著者:田中貢太郎
わした。そして、夢中になって舟を出した。 「これは、蓮池左京殿でござるぞ、不義奸
侫の奴ばらに、眼にもの見せんと大高坂へお越になるところじゃ、今にその方達の耳へも....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
な》後世《こうせい》に伸《の》ぶ。罪ありて愆《あやま》ちを免《まぬか》るる者は奸
侫人《かんねいじん》、志《こころざし》一時に得て、名後世に辱《は》ず。古《いにし....
「血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
ではいかな北畠家でも、何とも苦情は云えないだろう。名案と思うがどうだろうかな?」
侫奸の徒には
侫奸の徒らしい、
侫奸の策略があるものである。こう云って来て不破小四郎....
「剣侠」より 著者:国枝史郎
物下され!」 必死の声でそう叫んだ。 と、姦物陣十郎は、鷺を烏と云いくるめる
侫弁、 「あいや方々|偽でござるぞ、彼らの言葉をお信じ下さるな。免状を持った公の....
「天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
パッパッパッと六、七歩右奥へ畳を飛びさがって抜刀)卑怯っ! 井上 卑怯は貴様だ!
侫奸め、覚悟っ! 兵藤 (井上は自分に向って斬ってかかったもので、それを吉村が防....
「赤い壺(三)」より 著者:種田山頭火
はそういう見すぼらしい幸福を観るにも堪えない。 自己を愛するということは自己に
侫《おも》ねることではない、自己に寛大であることではない。真に自己を愛するものは....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
て諂う奴、上に対して非常に諂って居る奴はきっと下に対して威張る奴で、実に憎むべき
侫人であるとはかねて信じて居りましたが、この時において一層深い感じを持ちました。....
「斬られの仙太」より 著者:三好十郎
パッパッパッと六、七歩右奥へ畳を飛びさがって抜刀)卑怯っ! 井上 卑怯は貴様だ!
侫漢め、覚悟っ! 兵藤 (井上は自分に向って斬ってかかったもので、それを吉村が防....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
に導くただ一つの誠が
どうしてここに発展して参りましょう。
しまいには正直な人が
侫人に、贈賄者になって、
賞罰を明にすることの出来ない
裁判官は犯罪者の群に入り....
「獅子舞雑考」より 著者:中山太郎
していることは明白である。さらに同書(下篇巻五)。安徽省の舞獅子の条に、※県東郷
侫神記を引用して、下の如く記してある。 (上略)設有人病者、必迎獅子至病人室中....
「粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
それはまア何うした訳で」 と次第を聞くと、丈助がなまぞらを遣って瞞かしました。
侫弁は甘くして蜜の如しという譬の通りで、誠しやかに遣るのは丈助の得手でございます....