»
侭
「侭〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侭の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「五題」より 著者:山中貞雄
恥を晒します。僕の盤嶽の一生のシナリオは原作に忠実過ぎた為に――原作の構成をその
侭シナリオの構成とした為に失敗しました。そのくせ物語の中の数多くの挿話の一つ一つ....
「職業の苦痛」より 著者:若杉鳥子
等をさせられていました。編輯長や主任に対しては、唯々満身敬意の念を持って、御意の
侭に働きました。然し想像した新聞社というものは、目の回る程忙しい活気の満ち満ちた....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
お世話を焼いてくださるのでございます。それがよく判らないばかりに、兎角人間はわが
侭が出たり、慢心が出たりして、飛んだ過失をしでかすことにもなりますので……。これ....
「瀞」より 著者:佐藤垢石
れから後はきょうの指導を基礎としてお前の工夫と才覚と思案とをめぐらして、自由に気
侭に釣ってみるがよい。 そこでお前の感ずることは、己れ一人の工夫、才覚、思案と....
「水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
可愛らしい子供でしたが、ただ勉強が嫌いでなかなか強情張りでした。家に置きますと我
侭も増長致しますから、十五の時に巴里から少し離れた郊外にある中学校の寄宿舎に入れ....
「東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
す。文献がずっと初めからのが残っている、リグヴェーダ(梨倶吠※)というものがその
侭に残っているから、是は紀元前五千年くらい前から始まっているのだろうということを....