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侯
「侯〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
侯の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「カルメン」より 著者:芥川竜之介
》るロマンティックでね。――」
「どうしたんだ?」
「何《なん》とか云う旧帝国の
侯爵《こうしゃく》が一人、イイナのあとを追っかけて来てね、おととい東京へ着いたん....
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
》が違ってしまいましたが、その頃町には小学校がちょうど二つございまして、一つは藩
侯の御建てになったもの、一つは町方《まちかた》の建てたものと、こう分れて居ったも....
「煙管」より 著者:芥川竜之介
いがん》したからではない。彼はそう云う煙管を日常口にし得る彼自身の勢力が、他の諸
侯に比して、優越な所以《ゆえん》を悦んだのである。つまり、彼は、加州百万石が金無....
「水の三日」より 著者:芥川竜之介
いる姿を想像したら、やはり小説めいた感じがした。
猿股を配ってしまった時、前田
侯から大きな梅鉢《うめばち》の紋のある長持へ入れた寄付品がたくさん来た。落雁《ら....
「或恋愛小説」より 著者:芥川竜之介
《むすこ》におしなさい。もっとも華族ならば伯爵か子爵ですね。どう云うものか公爵や
侯爵は余り小説には出て来ないようです。
保吉 それは伯爵の息子でもかまいません....
「忠義」より 著者:芥川竜之介
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細川家は、諸
侯の中でも、すぐれて、武備に富んだ大名である。元姫君《もとひめぎみ》と云われた宗....
「星座」より 著者:有島武郎
だ、縁の先には大きな葡萄棚《ぶどうだな》があって、来年新芽を吹きだしたら、俺は王
侯《おうこう》の気持になれそうだ。
「何しろ学校で袴《はかま》と草履《ぞうり》を....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
られた。こういう方法を知っているものは天文に通じた僧侶だけであったので、彼らは王
侯や人民に対して無上の権力を得るようになった。この信仰は実に今から数世紀前までも....
「最終戦争論」より 著者:石原莞爾
)。第一は東洋民族の新しい道徳の創造であります。ちょうど、われわれが明治維新で藩
侯に対する忠誠から天皇に対する忠誠に立ち返った如く、東亜連盟を結成するためには民....
「寺内の奇人団」より 著者:淡島寒月
ば滅多にこの夜景と早替りの工夫をして見せませんでした。このレンズは初め土佐の山内
侯が外国から取寄せられたもので、それが渡り渡って典物となり、遂に父の手に入ったも....
「幸福のうわおいぐつ」より 著者:アンデルセンハンス・クリスチャン
高い物理学者(一七七七―一八五一)。 **ヨハン二世(一四八一―一五一三)。選挙
侯エルンスト・フォン・ザクセンのむすめクリスティーネと婚。ノルウェイ・スエーデン....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
就任を勧めている所の油画がかけてある。また王立協会でも、会長のノーサムバーランド
侯が死んだとき、幹事連はファラデーを会長に推選したが、この方も断った。英国科学奨....
「まあまあ居士の弁」より 著者:浅沼稲次郎
郁夫氏等が教授をやめられた年の九月であるが、早稲田を志望したのは早稲田は大隈重信
侯が、時の官僚の軍閥に反抗して学問の独立、研究の自由を目標として創立した自由の学....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
の持っている鉄棒が問題になり乱闘に発展した。 やがて不気味なふん囲気の中に大隈
侯銅像前で学生大会が開かれ、私が「自由の学府早稲田大学が軍閥官僚に利用されてはい....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
シュレージエンを占領し、一月末国境に監視兵を配置して冬営に入った。 バイエルン
侯がフランスの援助に依りドイツ皇帝の帝位を争い、墺国と交戦状態に在ったため、大王....