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俄仕立て
「俄仕立て〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
俄仕立ての前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「黴」より 著者:徳田秋声
もう袷に羽織を着るころであった。町にはそっちこっちに、安普請の貸家が立ち並んで、
俄仕立ての蕎麦屋や天麩羅屋なども出来ていた。 お銀は萌黄の大きな風呂敷包みを夜....
「想い出」より 著者:佐藤垢石
て帰って竿へ友釣りの仕掛けをつけ、この鮎を囮にした。師匠もない、道具も揃わない、
俄仕立ての友釣りを試みる自分である。手網も、囮箱も、通い筒も持たぬ。魚籠のなかの....