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「俊成〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

俊成の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
と努めたのは、この忠通卿である。久安《きゅうあん》百首はこの時代の産物で、男には俊成《しゅんぜい》がある。清輔《きよすけ》がある。隆季《たかすえ》がある。女には....
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
ろもあるなり。かかる例また少なからず、大いに風景を損ずることなり。定家卿なりしか俊成卿なりしか忘れたり、和歌はわが国の曼陀羅《まんだら》なりと言いしとか。小生思....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
う事もなかったが、ほかの子供達とは違った慈愛の籠った叮嚀な口調で、 「あんたは『俊成忠度』じゃったのう。よしよし。おぼえておんなさるかの……」 といった調子で....
十二支考」より 著者:南方熊楠
忠見が歌に「子の日する野べに小松のなかりせば千代の例《ため》しに何を引かまし」、俊成《しゅんぜい》「君が代を野べに出でてぞ祝ひける、初子《はつね》の松の末を遥か....
夢は呼び交す」より 著者:蒲原有明
の言葉にこもるあくがれごこち、どちらも芸術の執心に萌さぬものはない。定家とすれば俊成の幽玄から更に自個の立場を明らかにしようとして有心を説く。芸術の分野で絶えず....
血ぬられた懐刀」より 著者:国枝史郎
で、黙っているのである。 狩野永徳の唐獅子の屏風、海北友松の牡丹絵の襖、定家俊成の肉筆色紙を張り交ぜにした黒檀縁の衝立、天井は銀箔で塗られて居り、柱は珊瑚で....
文学に現れたる東北地方の地方色」より 著者:佐左木俊郎
ますし、とにかく、東北地方から良馬を産出したことは早くから知られていまして、藤原俊成なども『長秋詠藻』の中で「みちのくのあらのの牧の駒だにもとればとられてなれ行....
中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
藤原時代芸術の特色、その『金葉』『詞花』への反映は和歌の危機を意味する 三 藤原俊成、隠者文芸、『千載集』、その特色、抒情性の優位、幽玄 四 西行法師、『山家集....