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「俊英〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

俊英の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
島原の乱」より 著者:菊池寛
勢も大軍をなす程であるから、誰か総大将を立てようとの論議が出て来た。さらば稀代の俊英天草四郎時貞こそ然るべしと云うので、大矢野宮津の道場に急使をたてた。四郎は直....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
一人は平戸久作の倅、葉子の兄の一成であるし、一人は大坪鉄馬という門弟中でも一二の俊英、師の信任をうけている高弟であった。 お吉の代りに若者が相手になると主人の....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
当時シノブさん父子には影の形にそう如くに常に一人の青年が一しょであった。外務省の俊英で、久世隆光という前途有望な外交官だ。こう云えば御存知であろうが、大伴家の重....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
なし、青年学生の聴機穎敏なる時に及びて、これに慣れしめざるべからず。あるいはその俊英なる者は、打候聴候をもって専門の業となして、これを用うるも可ならん。けだし医....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
《たくま》しゅうすること能《あた》わず。古今その例少なからず。近くはわが旧里にも俊英の士君子ありしは明らかにわが輩の知るところなり。もとより今の文明の眼をもって....
水晶の栓」より 著者:新青年編輯局
っていたが、今日計らずもその仮面を脱ぎかけた処からサッするに、明察果断しかも気鋒俊英の大才物だ。なかなか普通の人間では無さそうだ。はて何者だろうか……プラスビイ....
三国志」より 著者:吉川英治
後で、重臣すべてを枕頭によびあつめ、 「予に、四人の子があるが、四人ともが、みな俊英秀才というわけにもゆかない。予の観るところは、平常のうちに、おまえたちにも語....