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「俗務〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

俗務の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
浮雲」より 著者:二葉亭四迷
。 痩我慢々々々、誰が痩我慢していると云ッた、また何を痩我慢していると云ッた。俗務をおッつくねて、課長の顔色を承《う》けて、強《しい》て笑ッたり諛言《ゆげん》....
自警録」より 著者:新渡戸稲造
を置き、教師が教場に出ても志《こころざし》を遠きに着《つ》け、役人が執務するに、俗務のために没却《ぼっきゃく》されない、すなわち一|言《ごん》に縮《ちぢ》めると....
学問の独立」より 著者:福沢諭吉
ふなれ》なる衣冠をもって束縛するよりも、等しく銭《ぜに》をあたうるならば、これを俗務外に安置して、その生計を豊にし、その精神を安からしむるに若《し》かず。元老院....
京都学校の記」より 著者:福沢諭吉
ず。多き者は一月金十二、三両、少き者は三、四両。官員にて中小学校にかかわる者は、俗務の傍に、あるいは自己の志をもって教授を兼ぬる者多し。総員二十名を出でず。等級....
チベット旅行記」より 著者:河口慧海
に充分仏道を専修することが出来なかった。一切蔵経を読んで居る中においてもときどき俗務に使われる事があってせっかく出家をした甲斐がないから、かの世界第一の高山ヒマ....