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俗習
「俗習〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
俗習の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
緒にいた。『私は彼らから彼らの住む世界についていろいろのことを聞いた、かなたの風
俗習慣や宗教に関すること、それから他のいろいろな興味ある事柄の話を聞いた。このよ....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
に悩まされ、次いで十八世紀、シナはふたたび北狄満州人の支配するところとなった。風
俗習慣は変じて昔日の面影もなくなった。粉茶は全く忘れられている。明の一|訓詁学者....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
十七、八年の日清戦争までと、その後の今年までとで、政治経済の方面から日常生活の風
俗習慣にいたるまでが、おのずからに前期と後期とに分かたれていた。 明治の初期に....
「近時政論考」より 著者:陸羯南
りといえどもこれみな東洋の文物のみ、東洋人種のやや似寄りたる国々にありてはその風
俗習慣の根柢また相似たるものあり。儒道仏教の容易に移流したるは何ぞ恠しむに足らん....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
、風景を描いているようだ。大体静物はいつの時代でも桃は桃であり、花は花である。風
俗習慣を除去した裸像は常に永久にただの人間の肉体そのものであり、風景は地球の凸凹....
「転機」より 著者:伊藤野枝
今の私にはもうまったくないといってもいい。しかし、その感激は知らず知らずのうちに
俗習と偏見の生活に巻き込まれ去ろうとする私を救い出した。谷中村と云う名は、今はも....
「映画と民族性」より 著者:伊丹万作
わち風俗、習慣、言語の隔てを意味する。 我がたたみに坐し、彼が椅子に倚るのは風
俗習慣の差であつて、それがただちに文化の高低を意味するものではない。 かつて安....
「茶の湯の手帳」より 著者:伊藤左千夫
率者あれば何人も其娯楽を共にすることが出来るからである。 二 欧洲人の風
俗習慣に就て、段々話を聞いて見ると、必ずしも敬服に価すべき良風許りでもない様なる....
「スリーピー・ホローの伝説」より 著者:アーヴィングワシントン
深く、あちらこちらにあるオランダ人の住む辺鄙な渓谷のなかにあり、ここでは人口も風
俗習慣もかわらないのだ。休むことを知らないアメリカのほかのところでは、移住民や種....
「馬琴の小説とその当時の実社会」より 著者:幸田露伴
当時の実際の言語とも一つの重要な関係点でありますれば、馬琴の描きました小説中の風
俗習慣や儀式作法と、当時の実際の風
俗習慣や儀式作法との関係も、また重要の一カ条で....
「島原の夢」より 著者:岡本綺堂
十七、八年の日清戦争までと、その後の今年までとで、政治経済の方面から日常生活の風
俗習慣にいたるまでが、おのずからに前期と後期とに分たれていた。 明治の初期には....
「「ケット」と「マット」」より 著者:喜田貞吉
関連して民族と歴史の誌上で説明した事があった。彼らは里人と生活環境を異にして、風
俗習慣その他に相違するところが多かったが為に、往々筋の違ったものとしても認められ....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
社会に活用する活発発地の真実仏教の真面目を顕揚することに注意せず、こういう悪い風
俗習慣を打ち破ることをも為さずして、その儘に放って仏教本来の面目に似合わぬ事をや....
「欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
にしくものなし。欧米今日の文明といい、国勢といい、人民の道徳品行といい、社会の風
俗習慣といい、そのこれを東洋に比して大いに懸隔するところあるは、全くヤソ教の力に....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
、詞を思うままに使駆した人でありながら、しかも鎌倉時代の宮廷貴紳と同じ生活同じ風
俗習慣のつながりの上に生きた人々に対して、直接の親近を感じるであろう。例えば俊成....