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俗調
「俗調〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
俗調の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「詩の原理」より 著者:萩原朔太郎
を以てした為に、外国文学に見る如き高貴な詩人的の心を失い、江戸文学の続篇たる野卑
俗調の戯作《げさく》に甘んじ、一歩もそれから出ることができなかったのだ。 故に....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
九つやあ
ここで逢わなきゃ
どこで逢う
極楽浄土のまんなかで……
これは、
俗調ではあるけれども、音節が出来上っている。それを明朗にうたい出したのですが、そ....
「南島譚」より 著者:中島敦
程して、私は東の島々――中央カロリンからマーシャルへ掛けての長期に亘《わた》る土
俗調査に出掛けた。調査は約二ヶ年を要した。 二年経って再びパラオに戻って来た私....
「曙覧の歌」より 著者:正岡子規
』を解きて『万葉』を解かず、口には『万葉』をたたえながらおのが歌は『古今』以下の
俗調を学ぶがごときトンチンカンを演出して笑《わらい》を後世に貽《のこ》したるのみ....
「西航日録」より 著者:井上円了
ンガーの宿所にても、記念に一作をとどめよとの請求切なれば、やむをえず相かわらずの
俗調をつづり、これに英訳を付して留別となせり。左に原訳対照したるものを録し、後日....