保元の乱[語句情報] » 保元の乱

「保元の乱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

保元の乱の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
詛《のろい》の付きまつわっていることを見逃しているらしい。玉藻をほろぼした頼長は保元の乱の張本人となって、ぬしの知れない流れ矢に射られた。 信西入道はあくまで....
「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
権を軽んずる者があればおたがいにいましめ合って居たので代のみだれもなかったけれ共保元の乱に為義が斬られ、平治の乱の時に義朝が誅せられたあとは末の源氏があると云っ....
俊寛」より 著者:倉田百三
乱に清盛に惨殺された信頼の怨霊が。 成経 あゝ呪われたる父よ。(よろめく) 俊寛保元の乱に頼長の墓をあばいた信西は、頼長の霊に呪われて平治の乱には信頼に墓をあば....
私本太平記」より 著者:吉川英治
塔ノ宮のときにも、怨霊怨霊と、言い騒がれたが、こんどもまた、公卿たちの間にさえ、保元の乱に讃岐の配所で憤死された崇徳上皇の怨念や因果などが、何かにつけ想起されて....
随筆 新平家」より 著者:吉川英治
頭が、始まりです。 後の大きな人間悲劇をかもした二院政治(朝廷と上皇との)も、保元の乱も、素因は、じつに、天皇御自体のうちにある。また、まわりの妃嬪や、貴族た....