保安条例[語句情報] » 保安条例

「保安条例〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

保安条例の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
法窓夜話」より 著者:穂積陳重
年となった)国外に追放せられる。しかしながら、これは刑罰ではなく、一種のいわゆる保安条例に過ぎないのであるから、名誉権・市民権・財産権等には、何らの影響もなく、....
渋江抽斎」より 著者:森鴎外
て東海の二字を除いた。同じ月に中江兆民が静岡を過ぎて保を訪うた。兆民は前年の暮に保安条例に依って東京を逐われ、大阪|東雲新聞社の聘に応じて西下する途次、静岡には....
天狗外伝 斬られの仙太」より 著者:三好十郎
法では下々《しもじも》の意見はどこにはけ口があるか? 怪しからんのは、徴兵法も、保安条例も、一切合切じゃ、それらを貴様達になり代って改正してやろうと言うんじゃか....
明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
を註して置きたい。角藤に芝居を勧めたのは中江兆民居士である。居士はその当時、かの保安条例で東京を逐われて、しばらく大阪に住んでいた。政治論の盛んな時代で、かの末....
四十年前」より 著者:内田魯庵
、帝都は今にも革命の巷とならんとする如き混乱に陥った。 機一発、伊公の著名なる保安条例が青天霹靂の如く発布された。危険と目指れた数十名の志士論客は三日の間に帝....
斬られの仙太」より 著者:三好十郎
法では下々《しもじも》の意見はどこにはけ口があるか? 怪しからんのは、徴兵法も、保安条例も、一切合財じゃ、これを貴様達になり代って改正してやろうというんじゃから....