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保安隊
「保安隊〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
保安隊の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「武装せる市街」より 著者:黒島伝治
っているのだ。 彼は太馬路通りへ出た。駅前の処刑場へ引っぱって行かれる土匪が、
保安隊士に守られて、蠅のように群がる群衆や丸腰の兵士に俥上から口ぎたない罵声をあ....
「ことの真実」より 著者:宮本百合子
話」)の物語といっしょに、恐怖をもって臆測されている北鮮の治安が実際にはよくて、
保安隊の若もの、土地の人々の親切、ソ同盟の兵士の素朴な人間ぽさなども、それがそう....
「擬体」より 著者:豊島与志雄
るものだから、それに関連した情報獲得の便宜もあるし、それから猶、警察予備隊だの、
保安隊だの、僕の個人的な関係方面のことについても、知りたいニュースがあろうじゃな....
「抵抗のよりどころ」より 著者:三好十郎
ことは知ってくださったと思います。しかし問題はそんな段階を飛びこえているのです。
保安隊その他の実情は、再軍備はすでにはじまっていると見てよいとも言えると思うので....
「望郷」より 著者:服部之総
成績が出て、この夏、市から陳情が行われたという話だ。 米兵そっくりの服装をした
保安隊員も、同じ数くらい漫歩している。彼等は山鼻の北方方面軍司令部にいる兵たちで....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
軽視の事実を指摘して、その退陣を要求するものであります。吉田内閣が、警察予備隊を
保安隊に切りかえその装備を充実しつつあることは、憲法第九条の違反の疑い十分なるこ....
「三国志」より 著者:吉川英治
繰ってみると、結果、苟安という者であるということが明瞭になった。 すぐ相府から
保安隊の兵がその住居へ捕縛に向ったが、時すでに遅かった。苟安は風を喰らってとうに....