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保菌者
「保菌者〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
保菌者の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
に宿泊していた傷痍軍人たちにチブスが発生した。軍医がしらべてみると、女中の一人が
保菌者とわかり、そこで全従業員を隔離することゝなったのである。 ところが紫雲閣....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
大熱を伴う流感か。否、当時の悪疫の一種なるべし。否々、宋の南方物資の輸入につれて
保菌者の持ち来れるマラリヤの感染ならんか。――などという奇説まである。 重盛に....