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信任
「信任〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
信任の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「地球発狂事件」より 著者:海野十三
ナー博士のすぐ後ろにぴったり寄り添うようにして歩いている。博士の右隣には、博士の
信任の篤いオーキー学士が、水中電話機を背負って、たえず水面に待機している掃海艇サ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
四年と三年とのものから一大事を聞いた。それは三好校長が組合会議から排斥されて、不
信任案の決議をされるということだった。 僕等の中学校は、新発田町外四十何カ村の....
「中国怪奇小説集」より 著者:岡本綺堂
北斗七星の秘密 唐の玄宗皇帝の代に、一行という高僧があって、深く皇帝の
信任を得ていた。 一行は幼いとき甚だ貧窮であって、隣家の王という老婆から常に救....
「厳島合戦」より 著者:菊池寛
守武任を寵遇したからである。相良は筑前の人間で義隆に仕えたが、才智人に越え、其の
信任、大内譜代の老臣陶、杉、内藤等に越えたので、陶は不快に感じて遂に義隆に反して....
「日本脱出記」より 著者:大杉栄
う腹を持っていたことはよく分った。僕にもその腹はあったのだ。よしMが誰からどんな
信任状や紹介状を持って来たところで、外国の同志との連絡のなかった僕等には、その信....
「爆薬の花籠」より 著者:海野十三
領ターネフ。彼はこの二十年間に、骸骨化クラブの会員として、主脳部たちからたいへん
信任を得たが、彼がこれまで活動していたのはメキシコ国内であって、もう十四年になる....
「毒瓦斯発明官」より 著者:海野十三
の一種ではありませんか。毒瓦斯とはいえないでしょう」 燻精師長は、さすがに醤の
信任があついだけに、するどく博士に突込む。 「怪力線の如きものでは、ぴりぴりちか....
「入れ札」より 著者:菊池寛
」彼は続いてそう叫んだ。 又、浅太郎が出たのである。浅太郎が、この二三年忠次の
信任を得て、影の形に付き従うように、忠次が彼を身辺から放さなかったことは、乾児の....
「二葉亭四迷の一生」より 著者:内田魯庵
面々は皆小説家の提調を迎うるを喜ばなかった。就中、総教習稲田穣の如きは当初から不
信任を公言して抗議を持出そうとした。然るにいよいよ新任提調として出頭するや、一同....
「道鏡皇胤論について」より 著者:喜田貞吉
に代えんとするが如き思想は起りうべからざるものである。さればたといいかに天皇の御
信任が厚かったとしても、それに媚びて臣籍のものに皇位を伝え給わばなどという様な、....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
て居るものですから――殊に旅行券を持って居るものですから――その言うところを全く
信任して「決して他言は致しませんからそういう訳ならチベットにお越しになるがよろし....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
女は事態をよくするかわりに、いっそう悪化させることもできる、なにしろ彼女は女王に
信任があるばかりでなく宮内大臣にだって信用があるのだからと、嚇しつけたものである....
「浅沼稲次郎の三つの代表的演説」より 著者:浅沼稲次郎
一、吉田内閣不
信任決議案賛成演説 一九五三(昭和二十八)年三月十四日 衆議院本会議 ....
「私の履歴書」より 著者:浅沼稲次郎
は党務の責任者だ。野党慣れした私が当時の野党であった自由党に対抗、法案通過や、不
信任案の否決に努力したり、とかく勝手の違った感じで苦労した。西尾官房長官に不
信任....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
が出来なかった)。これに反し、クレマンソー、ロイド・ジョージに依り支配せられその
信任の下にフォッシュが統帥を専任せしめられた大戦末期の連合国側の方式が遂に勝を得....