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信号機
「信号機〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
信号機の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「汽笛」より 著者:佐左木俊郎
川機関手は眼をむいて拡大鏡から前方を見詰めた。そして、レギレーターを戻した。もし
信号機に故障があれば、暗闇の信号所で青い提燈《カンテラ》を振り回すはずだ。 列....
「海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
て、飛び上がりざま叫んだ。その声は絶望的にブリッジに響きわたった。 機関室への
信号機は「フルスピードゴースターン」全速後退を命令して、チンチンチンチンとけたた....
「恐竜艇の冒険」より 著者:海野十三
見ると、ほんとにやすいのである。ぼくたちは、模型《もけい》の電気機関車とレールと
信号機などの一組を買うだけのお金で、その豆潜一隻を買うことができるのだった。ただ....
「少女地獄」より 著者:夢野久作
いていたわ。新高さんのイツモの運転ぶりを知っていたのでしょう。香椎の踏切には自動
信号機が是非とも必要だなんて話合っていたわ。 新高さんと内縁関係があるという話....
「気狂い機関車」より 著者:大阪圭吉
様に歩いて行く私達の跫音などは、針程も聴えなかった。 やがて前方の路上には遠方
信号機の緑燈が現れ、続いて無数の妙に白けた燈光が、蒼白い線路の上にギラギラと反射....
「道標」より 著者:宮本百合子
匂いをとかしこんでいる。ニュールンベルグ広場の四つの角に、ベルリン得意の自動交通
信号機がそびえたっていた。機械が人間の流れを指揮するぎくしゃくしたいかめしさで、....
「話の種」より 著者:寺田寅彦
日には何の役にも立たぬ。この不便と危険を防ぐため、近頃米国大西鉄道で採用する発音
信号機というのは簡単な仕掛けであるが数ケ月間の試験によって有効な事が確かめられた....
「くまと車掌」より 著者:木内高音
自分の命があぶないばかりでなく、車掌として重大な任務をはたすことができない。非常
信号機? ――そういうものがあればいいのだが、なにしろ、むかしの開通してまもなく....