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「信忠〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

信忠の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
長篠合戦」より 著者:菊池寛
、信長(此時四十二歳)自らは柴田勝家を従えて、設楽村極楽寺山に本陣を据えた。嫡男信忠(年十九)は河尻秀隆を従えて、矢部村勅養寺附近の天神山に、次男北畠信雄は稲葉....
賤ヶ岳合戦」より 著者:菊池寛
に在った右大臣信長は、家臣|惟任日向守光秀の反逆に依って倒れ、その長子|三位中将信忠も亦、二条の城に於て、父と運命を共にした。当時、織田の長臣柴田|修理亮勝家は....
山崎合戦」より 著者:菊池寛
けて、辛抱出来ない筈はないのである。 光秀の本能寺襲撃は、物の見事に成功した。信忠まで、二条城で父に殉じた。太田錦城と云う漢学者は慷慨の士だが、信忠がこんなと....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
まれぬ慷慨を感じているものがあるのです。 「織田信長もいけないよ、これほどの城を信忠に預けて、市中の本能寺あたりへ手ぶらで泊るということがあるものか、この城へ納....
ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格」より 著者:坂口安吾
このお茶坊主が刀を抜いて戦いまして、本能寺が落城いたしますと、今度は信長の子供の信忠の二条城に行って、明智勢を向うにまわして、戦いました。明智勢は彼の刀をもぎと....
黒田如水」より 著者:吉川英治
も信長がそう急き立てるにも理由はある。彼はもうこの十一月の初めに、岐阜の城を一子信忠に譲って、自分は、ほんの手廻品と、茶道具一揃い携えただけで、安土の桑実寺に移....