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信濃追分
「信濃追分〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
信濃追分の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「秋の暈」より 著者:織田作之助
だな、と私は感ずるのである。ひと一倍早く……。 四、五年前まえの八月のはじめ、
信濃追分へ行ったことがあった。 追分は軽井沢、沓掛とともに浅間根腰の三宿といわ....
「名人地獄」より 著者:国枝史郎
女房はヨロヨロと立ち上がった。 そうして部屋の中を廻り出した。 「お前に習った
信濃追分、お前が唄うなら妾も唄う。……『信州追分桝形の茶屋で』……妾が悪うござい....
「樹氷」より 著者:三好十郎
て、ションボリ帰る金吾の足の下でプチプチと枯小枝の音。 ザーッと風。 男二 (
信濃追分節の一節を低音に「浅間山さん、なぜ身をこがす」と歌いつつ近づいて来て)あ....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
ょかよ送られましょか、せめて峠の茶屋までも というようなものになっています。この
信濃追分が北越の航路から蝦夷地へ流れ流れてゆくうちに、いつとなく波の響きや艪拍子....