修了[語句情報] »
修了
「修了〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
修了の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「狂言の神」より 著者:太宰治
男たり。同町小学校を経て、大正十二年青森県立青森中学校に入学。昭和二年同校四学年
修了。同年、弘前高等学校文科に入学。昭和五年同校卒業。同年、東京帝大仏文科に入学....
「人間失格」より 著者:太宰治
れたので、自分も桜と海の中学はもういい加減あきていましたし、五年に進級せず、四年
修了のままで、東京の高等学校に受験して合格し、すぐに寮生活にはいりましたが、その....
「作物の批評」より 著者:夏目漱石
中学には中学の課目があり、高等学校には高等学校の課目があって、これを
修了せねば卒業の資格はないとしてある。その課目の数やその按排《あんばい》の順は皆....
「創作家の態度」より 著者:夏目漱石
らいの差じゃなかろうかと思います。述作そのものを方便としたって、方便と共に目的も
修了せられる訳ではないでしょうか。少なくとも、今述べたような目的をもってならば最....
「私の経過した学生時代」より 著者:夏目漱石
も亦《また》二つに分ち、予科三年、本科二年という順序でした。 それで、予科三年
修了者と、その頃の中学卒業生とを比べて見ると、実際は予科の方が同じ普通学でも遙《....
「国民学校への過程」より 著者:宮本百合子
、昭和十四年度には凡そ二百三十七万人余であった。これは尋常科高等科卒業と高等一年
修了の児童たちを総括しての数である。 八年制はつまり現在の高等二年
修了と同じに....
「椎の木」より 著者:豊島与志雄
想像出来るだろう。負債と屈辱……、肩身せまく世間を渡りながら、彼は中学二年までは
修了したが、もう後は学業も続けられなくなった。夜逃げ同様にして何度も移転した。そ....
「在学理由」より 著者:豊島与志雄
全般の成績を聞いてみた。どの科目もみな優良だった。ただ一つ不思議なのは、各学年の
修了科目がごく少数で、恐らく試験を受けたり受けなかったりしたのであろうか、普通な....
「次郎物語」より 著者:下村湖人
通の社会環境において試そうというのが主目的であったが、また近県在住の第一回以来の
修了者たちと親交を結び、そういう人たちの郷土生活の実際に接したいというのも、重要....
「年譜」より 著者:原田義人
月、ローマ法、教会法、ドイツ法、オーストリア法制史に関する国家試験(前半二年間の
修了試験に相当)を好成績ですます。このころ、『子供と町』と題する長編の一部分と、....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
右の諸学を、一年を限りまたは数年にまたがりて履修する課程に候。しかして全科を
修了するに三年間を要するのみに候。 そのほか教育学、心理学、倫理学は別に二年間....