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修学
「修学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
修学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「父」より 著者:芥川竜之介
自分が中学の四年生だった時の話である。
その年の秋、日光から足尾《あしお》へかけて、三泊の
修学旅行があった。「午前六時三十分上野停車場前集合、同五十分発車……」こう云う箇....
「青春の逆説」より 著者:織田作之助
わざ三条通の入口からさくら井屋のなかへはいり、狭い店の中で封筒や便箋を買っている
修学旅行の女学生の群をおしのけて、京極の方の入口へ通り抜けてしまった。豹一があっ....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
アブデラ(Abdera)に生れ長寿を保って同地で死んだ。巨額の財産を相続したのを
修学のための旅行に使用した。そして、彼自身の言うところによると、同時代の人で彼ほ....
「自叙伝」より 著者:大杉栄
、もう一度、あぶないところで退学されかかった。 四月の半ば頃に、全校の生徒が、
修学旅行で大和巡りに出かけた。奈良から橿原神宮に詣でて、雨の中を吉野山に登って、....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
与五郎が博労の丑五郎に詫証文をかいた故蹟という立て札がみえる。 五、六日まえに
修学旅行の学生の一隊がそこに休んで、一羽の飼い鶏をぬすんで行ったと、店のおかみさ....
「青蛙堂鬼談」より 著者:岡本綺堂
日親しんでいた。その月も中ごろになると紅葉見物の登山客がふえて来た。ことに学生の
修学旅行や、各地の団体旅行などが毎日幾組も登山するので、しずかな山の中もにわかに....
「出奔」より 著者:伊藤野枝
結婚の約を破ることは登志子にとってはいともやさしいことに思えた。そしてなお彼女は
修学中であった。共棲するまでには半年の猶予があったので、その間にどうにもなると思....
「停車場の少女」より 著者:岡本綺堂
にはいきませんので、先方に二晩泊まって、火曜日の朝帰って来るということでしたが、
修学旅行以外にはめったに外泊したことのないわたくしですから、ともかくも両親に相談....
「なよたけ」より 著者:加藤道夫
人息子、文麻呂の出世を妨げんとて、大学寮内よりこれを追放し、より条件の悪い別曹、
修学院などへと転校せしとめたる我等が仇敵は? 文麻呂 大納言、大伴ノ宿禰御行! ....
「荘子」より 著者:岡本かの子
が混っている。 荘子は心に二つの石を投げられて家に帰って来た。蘇秦も張儀も共に
修学時代彼と一緒に洛邑に放浪していた仲間であった。二人の仲のよいことは仲間でも評....
「山椒魚」より 著者:岡本綺堂
とすると、女学生風の三人連れに出逢った。どの人も十九か二十歳くらいの若い女達で、
修学旅行にでも来て、どこかの旅籠屋に泊まって、僕とおなじように見物ながら散歩に出....
「註文帳」より 著者:泉鏡花
口うらを聞けば金子らしい、それならばと思う今も衣兜の中なる、手尖に触るるは袂落。
修学のためにやがて独逸に赴かんとする脇屋欽之助は、叔母に今は世になき陸軍少将|松....
「ストリップ修学旅行」より 著者:小野佐世男
がえたくらいである。 「キミイー、ほんとかい、この姿は、まるでトラピスト修道院の
修学旅行みたいじゃないか、それに洋服の好みも黒やグレーでまるで渋好みじゃないか、....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
アでステテコ気分を盛んに寄宿舎に溢らしたもんだ。語学校の教授時代、学生を引率して
修学旅行をした旅店の或る一夜、監督の各教師が学生に強要されて隠し芸を迫られた時、....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
があって神奈川在に居られた。そこへ行って学んだらインドの事情が分るだろうと思って
修学に参りました。始めは充分親切にパーリ語の経文及び文典等を教えてくれた。ちょう....