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修業
「修業〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
修業の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
愛読者であることは言うまでもない。ついてはこういう田舎《いなか》にいては、何かと
修業の妨げになる。だから、あなたのところへ、食客《しょっかく》に置いて貰うわけに....
「魔術」より 著者:芥川竜之介
「私の魔術を使おうと思ったら、まず欲を捨てなければなりません。あなたはそれだけの
修業が出来ていないのです。」
ミスラ君は気の毒そうな眼つきをしながら、縁へ赤く....
「仙人」より 著者:芥川竜之介
のが》れに、権助の頼みを引き受けてやりました。が、どこへ奉公させたら、仙人になる
修業が出来るか、もとよりそんな事なぞはわかるはずがありません。ですから一まず権助....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
何かと言うことではない。クリストは私生児かどうかと言うことである。
武者
修業
わたしは従来武者
修業とは四方の剣客と手合せをし、武技を磨くものだと思っ....
「手紙」より 著者:芥川竜之介
いるのです。が、K君はS君のように容易に弱みを見せません。実際また弱みを見せない
修業《しゅうぎょう》を積もうともしているらしいのです。
K君、S君、M子さん親....
「或る女」より 著者:有島武郎
にしてからが容易な事じゃありませんよ。あなたも小さい時から米国に渡って新聞記者の
修業をすると口ぐせのように妙な事をいったもんだが(ここで一座の人はなんの意味もな....
「星座」より 著者:有島武郎
ておきましょう……とにかく僕はあの鐘を聞くと、父と兄とにむりに頼んで、こんな所に
修業に出てきたのを思いだすんです。……」
ここまで重いながら言葉を運んでくると....
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
る。 「我が夫《つま》いのう、光国どの、助けて給《た》べ。」とばかりで、この武者
修業の、足の遅さ。 三晩目《みばんめ》に、漸《やっ》とこさと山の麓《ふもと》へ....
「婦系図」より 著者:泉鏡花
、貴娘の父様の弟子ですな。」 「ええ、そう…………」 「で、貴娘の御宅に置いて、
修業をおさせなすったそうだが、一体あれの幾歳ぐらいの時からですか。」 「知りませ....
「草迷宮」より 著者:泉鏡花
に白銀、あるいは怒り、あるいは殺す、鋭き大自在の爪かと見ゆる。 二
修業中の小次郎法師が、諸国一見の途次、相州三崎まわりをして、秋谷の海岸を通った時....
「霊界通信 小桜姫物語」より 著者:浅野和三郎
護霊又は司配霊として働くことは決して珍らしいことでもない。それが竜神として大切な
修業の一つでもあるのじゃ……。』 問『竜神にも成年期がございますか。』 答『それ....
「怨霊借用」より 著者:泉鏡花
梅と、わしども家内なども申しますので、はい、背が低くって小児同然、それで、時々相
修業に肩につかまらせた事もござりますが、手足は大人なみに出来ております。大な日和....
「杜子春」より 著者:芥川竜之介
ながら、 「それも今の私には出来ません。ですから私はあなたの弟子になって、仙術の
修業をしたいと思うのです。いいえ、隠してはいけません。あなたは道徳の高い仙人でし....
「近藤浩一路氏」より 著者:芥川竜之介
交った現代の日本に処するには、――近藤君もしっかりと金剛座上に尻を据えて、死身に
修業をしなければなるまい。 近藤君に始めて会ったのは、丁度去年の今頃である。君....
「恒藤恭氏」より 著者:芥川竜之介
とも見えざれども、成績は常に首席なる上、仏蘭西語だの羅甸語だの、いろいろのものを
修業しいたり。それから休日には植物園などへ、水彩画の写生に出かけしものなり。僕も....