修羅の妄執[語句情報] » 修羅の妄執

「修羅の妄執〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

修羅の妄執の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
仇討姉妹笠」より 著者:国枝史郎
の片隅に残っていたそうな。……ではあのお部屋にはあのお方の、いまだに浮かばれない修羅の妄執が、黴と湿気と闇とに包まれ、残っておることでございましょうよ。なにより....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
いたしません。兄もどんなにか草葉の蔭で、喜んでいることでございましょう。おそらく修羅の妄執も、これで晴れたことでございましょう。……では、どうして敵と出会い、ど....
剣侠」より 著者:国枝史郎
、恐れようぞ、 「妹よ、澄江よ、天の賜物、敵陣十郎を見出したるぞ! 討って父上の修羅の妄執、いで晴そうぞ続け続け――ッ」と刀引き抜き群集を分け、無二無三に走り寄....
赤い土の壺」より 著者:田中貢太郎
顔の男であった。 「拙者は竹腰藤九郎でござる、お首を頂戴して、先君道三|入道殿の修羅の妄執を晴らす存念でござる」 それは背のずんぐりした白髪の眼だった男であっ....