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「修補〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

修補の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
雑誌『思想』第九十二号および第九十三号(昭和五年一月号および二月号)所載の論文に修補を加えたものである。 生きた哲学は現実を理解し得るものでなくてはならぬ。我....
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
職を失い難渋おびただし。村民もまた他大字の社へ詣るに衣服を新調し、あるいは大いに修補し、賽銭も恥ずかしからぬよう多く持ち、はなはだしきは宿り掛けの宿料を持たざる....
宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
改訂以来物理学天文学の方面における急速な進歩のために原著中の叙説に明らかに若干の修補を加えるか、少なくも注釈を付けなければならぬと思う箇所が気づかれるのであった....
みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
が、五十六と五十になって、眼が薄くなったり、物忘れをしたり、五体の何処かが絶えず修補を促します。私共も肝油を飲んだり、歯科眼科に通ったり、腸胃の為に弦斎さんのタ....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
通じて、このたびの来着の挨拶をすると共に、当分、この地――月ノ浦に船をとどめて、修補に当りたいことの諒解を求めると、順調にその要望が達せられて、幾多の便宜が与え....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
内にうつり、そうしてお城あとの中の「江北殿《こうほくどの》」と呼ばれている部分の修補と復興が、これから女王の宮殿となり、新理想境の本山となろうとするものであるら....
痀女抄録」より 著者:矢田津世子
の宝蔵の奥ふかく納まわれてあったが、のち、中宮寺にうつされ文永年間信如尼によって修補が行われた。当時すでに繍糸の落脱したところもあって亀甲にしるされた繍文の解読....