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俯瞰図
「俯瞰図〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
俯瞰図の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
松椴松の翠に秀であるいは白く立枯るゝ峰を過ぎて、障るものなき辺へ来ると、軸物の大
俯瞰図のする/\と解けて落ちる様に、眼は今汽車の下りつゝある霜枯の萱山から、青々....
「リズムの構造」より 著者:中井正一
であるというワイルドの語を、再びここに想起してこの稿を閉じよう。終りにこの小論の
俯瞰図を掲げて、同人ならびに読者諸兄の峻烈なる爆弾投下に備えたい。 リズムの構....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
「…………」 彼はこの大観につい見とれる。 これは“時勢の縮図”だ、天下の
俯瞰図だ。――この谷には鶯が多かったが、彼の耳には鶯の声もない。徐々にちかづいて....