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個展
「個展〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
個展の前後の文節・文章を表示しています。該当する10件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「きりぎりす」より 著者:太宰治
ました。けれども、それは、見せかけだったのね。どうして、どうして。 但馬さんが
個展の相談を持って来られた時から、あなたは、何だか、おしゃれになりました。まず、....
「読書法」より 著者:戸坂潤
ぬし、テンで興味がわかないのだ。無意味な印象が明滅交替するにすぎない。処がそれが
個展となると、実に面白く、注目した絵の印象はいつまでも忘れない。 短篇小説もそ....
「旅愁」より 著者:横光利一
のままには片付かなかった。
「僕はそのうちノートル・ダムばかり撮ったのを纏めて、
個展をやろうと思ってるんだが、ひとつあなたも撰んでもらいたいな。」と塩野は云った....
「大切な雰囲気」より 著者:小出楢重
、これらを絵画愛好の若き女性達へ広くお目にかけ得ないことは残念な職業である。まず
個展でも開いた節モーニングか何かで会場へ立って、自分の画集へサインでもさせていた....
「入梅」より 著者:久坂葉子
、ちょっと出来かねた。そしてそのままで春になったのだった。 ある夕方、私は近々
個展をひらこうと思って、そのため方々へ頼み事などしに行き、七時頃、行雄をつれてぶ....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
おでこにおまじないを。
四月十四日 〔巣鴨拘置所の顕治宛 目白より(柳瀬正夢
個展より(一)「蒙古人」、(二)「水屋」、(三)「料理人」、(四)「合歓の花」の....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
刷りがわるくて台なしだけれど。 ユトリロとしては心情的な作品ね。 岡本太郎の
個展の案内が来ました。シュールですね。ピカソの後塵を拝し、しかもそこから東洋の美....
「自由人」より 著者:豊島与志雄
ない、その態度は立派だと思います。祝杯を挙げましょう。」 「その代り、こんどは、
個展をやるつもりだ。」 「いいですね。自分一人だけの個人展覧会、大賛成です。祝杯....
「この握りめし」より 著者:岸田国士
プに属しておいでゝすか」 「僕は、まつたく無所属、展覧会へは何処へ出しても落選。
個展を二度やりました。絵は一枚も売れませんでした」 「失礼ですが、やはり、絵で生....
「ヒウザン会とパンの会」より 著者:高村光太郎
であった。これは総て私たちの飲み代となった。 私はこの琅※洞で気に入った画家の
個展を屡開催した。(勿論手数料も会場費も取らず、売り上げの総ては作家に進呈した。....