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候人
「候人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
候人の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「紀行文家の群れ」より 著者:小島烏水
存候其作数種有之著者ビョルンソンは御存知のごとく、イブセンと諾威文学の牛耳を執り
候人、其半期の作物は多くは山岳、或は荒海などを舞台に使ひたるものにして、其人物と....
「死者の書」より 著者:折口信夫
様。如何お考え遊ばしまする。おして、奈良へ還れぬでも御座りませぬ。尤、寺方でも、
候人や、奴隷の人数を揃えて、妨げましょう。併し、御館のお勢いには、何程の事でも御....
「「平家物語」ぬきほ(言文一致訳)」より 著者:作者不詳
ので一寸もくまない空だけれども御涙に曇って月の光はおぼろおぼろである。主上は人や
候人や候とおっしゃったけれ共御返事をする者もなかった時にややたってから弾正の大弼....
「興津弥五右衛門の遺書」より 著者:森鴎外
に相成り候。ついては某相果て候後、短刀を記念に遣し候。 餞別として詩歌を贈られ
候人々は烏丸大納言資慶卿、裏松宰相資清卿、大徳寺清巌和尚、南禅寺、妙心寺、天竜寺....
「漱石氏と私」より 著者:高浜虚子
よしにて小生より今一応願いくれるよう申来候。右迂巷と申す人は先般来突然知己に相成
候人なるが、非常に新派の俳句に熱心忠実なる人に有之、実は今回の挙なども新派勢力扶....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
帳ヲ宜シク御受納|被下度御願申上候|様、拙者共ヘ委任相成候間、別紙此幕ヘ出金致シ
候人々ノ名前目録モ相添、此段申進候。謹言。 明治十二年二月三日 在東京 エー....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
当面、安からぬものが山ほどだった。 そこへある日、奉行所の内へ、 「大塔ノ宮の
候人、殿ノ法印良忠どのがお越しでございますが」 という取次ぎ。 殿ノ法印とい....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
」 と、やにわに、侍の一人は、亭主の襟がみをつかんで。 「かりにも、大塔ノ宮の
候人、殿ノ法印殿に扶持されているおれどもをさして、よくも食い逃げ武士と、汚名をき....