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「倚子〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

倚子の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
逆行」より 著者:太宰治
して出世しかけていたので、私も少しずつ女の眼をひきはじめた。私がそのカフェの隅の倚子《いす》に坐ると、そこの女給四人すべてが、様様の着物を着て私のテエブルのまえ....
」より 著者:島崎藤村
うな訳です……」 こう正太は三吉に言った。彼は又、豊世を顧みて、「叔父さん達に倚子でも上げたら可かろう」と注意した。 豊世は倚子を寝台の側へ持って来た。森彦....
卵塔場の天女」より 著者:泉鏡花
れを角樽で下げていたのであるから。 掛けたか、掛けないように、お悦は、骨董店の倚子に腰を摺らして、 「そんな服装で、花瓶を持って、一体どっちの方へ行ったでしょ....