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借上
「借上〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
借上の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「単独行」より 著者:加藤文太郎
たが、死んでしまえばその心配もいらなくなったと、ある気安さを感じた。その他金銭貸
借上のこと等が次から次へと浮んできた。しかし僕は死んだのち多くの人に、僕が無謀な....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
金を貴人の許に持って往った。手島の言によれば、これは献金としては受けられぬ、唯|
借上になるのであるから、十カ年賦で返済するということであった。しかし手島が渋江氏....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
るんでございましてな」 「何といってね」 「尾州領のあの木曾山を三年間、幕府へお
借上げになりますならば、当時幕府の財政も充分に整理ができる見込みだと、こうそれ、....
「鬼」より 著者:吉川英治
た。 当然、津軽家の経済は、骨と皮ばかりになってしまった。城下の大町人からは、
借上げられるだけ借りてしまい、町人といわず百姓といわず、関所さえなければ、みなこ....