» 借切

「借切〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

借切の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
鳴雪自叙伝」より 著者:内藤鳴雪
その頃では私の父位の身分の一行であっても、宿を取ることになればその宿は一行で借切ったもので『相宿は許さぬ』と告げ、宿屋もそれを承知したものである。武家の宿と....
南国太平記」より 著者:直木三十五
しめった声であった。 両党策動 目黒の料亭「あかね」の二階――四間つづきを借切って、無尽講だとの触込みで、雨の中の黄昏時から集まって来た一群の人々があった....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
れば、どのみち安心でございます」 「お銀様のことだから、きっと、相当の船を一ぱい借切って、自由自在に湖の中を乗り廻し、思う存分に見物をしておいでなさるに違いない....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
。それから後暫くあって、臭いところから這《は》い出したこの野郎は、お角親方の特別借切りの一室を一人占めにして、すっかり納まり込み、長火鉢の前で、長煙管でパクリパ....
あなたも私も」より 著者:久生十蘭
見えた。 「あなたのお世話はメードがするはずです……車は、運転手つきで、一週間、借切りにしてありますから、出掛けるときはこれに乗るように……どこへ行かれてもいい....
探偵小説アルセーヌ・ルパン」より 著者:婦人文化研究会
の破壊されているのが見出だされた。この貨車はブレジリアの富豪スパルミエント大佐の借切ったもので、中には綴《つづ》れ錦の壁布を入れた箱がいくつも積込まれていたが、....
百物語」より 著者:森鴎外
多分増田屋であったかと思う。 こう云う日に目貫《めぬき》の位置にある船宿一軒を借切りにしたものと見えて、しかもその家は近所の雑沓《ざっとう》よりも雑沓している....
暗黒公使」より 著者:夢野久作
を浴びせて、二名の騎馬巡査を馬上より射落しつつ、同ホテル内大混乱のうちに、彼等が借切りいる同ホテル東北側の一隅階上二八六、二八二号の二室に逃げ込み、固く扉を閉ざ....