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借料
「借料〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
借料の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
たちまち子を授かるとて諸方よりこれを借る者多かりし故なり。今も借りに来る者多く、
借料一週間一円なりというと見ゆ。マレー群島のチモル・ラウトでは婚礼の宴席で新夫婦....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
週間、希望なき未来、肱《ひじ》のぬけた上衣《うわぎ》、若い娘らに笑われる古帽子、
借料を払わないためしめ出される夕の戸、門番や飲食店の主人から受くる侮辱、近所の者....
「米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
し易からしむ。 二、図書の選択管理を専問家の手に委するが故に安全なり。 三、家屋
借料、給料、燃料、燈火に関する経費を要せざるが故に、経済なり。 四、各町村を通し....
「変身」より 著者:カフカフランツ
ばを吐いた――「私の部屋をただちに出ていくことを通告します。むろん、これまでの間
借料も全然支払いません。それに反して、きわめて容易に理由づけることができるはずの....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
という。南米人は自ら進みて殖産興業に当たるもの少なきも、その所有せる土地や家屋の
借料が工業の隆盛に伴いて騰貴せるために、いながら自然に財産の増殖を見るに至る。そ....